Top に戻る | ギャラリーに戻る

2000年度の表紙写真

10 April 2001

西ジャワの農村

西ジャワの農村(10 January 2001~10 April 2001)

ジャワ島の西部,熱帯植物園で有名なボゴール市から 40 km 西南にあるハリムン山は,インドネシアの国立公園に指定され,ブナ科の樹木が優占する熱帯山地林が発達しています.その近くには,この写真のような農村もあります.撮影場所の付近(標高,約1100 m)は茶畑になっており,常夏の国でも,この周辺は日本の晩夏のように涼しいです.

2000年8月:インドネシア・西ジャワ・ハリムン山にて.





釧路湿原

釧路湿原(30 November 2000 ~ 10 January 2001)

たまには冬景色の写真でも.釧路湿原は,ハンノキなどが広がる広大な湿原です.もう少し広角域での撮影が出来たらよかったと,でき上がった写真を見て思いました.

2000年3月:釧路湿原・塘路付近にて.





屋久島のスギ林

屋久島のスギ林(28 September ~ 30 November )

屋久島の標高750-1800 m では屋久杉の林が展開しています.胸高直径で数メートルを越えるスギが数多くみられ,雄大なスケールを感じます.スギに加え,モミやツガとも混交する温帯針葉樹林を構成しています.樹高-幹直径の関係や着生植物の存在など,北海道の亜寒帯針葉樹林とは異なる様相を呈しています.

1998年11月:屋久島にて.





ケランガス林の夜明け

ケランガス林の夜明け(27 July ~ 28 September 2000)

インドネシアの中央カリマンタンには,石英砂を主体とした貧栄養の土壌のうえに,ケランガス林と呼ばれる森林が発達しています.ケランガス (kerangas) とは,ボルネオのイバン族の言葉で,米の育たないところという意味です.熱帯林というと林冠木の樹高が 40 m を越す大森林が発達しているイメージがありますが,ここでは精々 20 m を越す程度です.

1998年1月:インドネシア・中央カリマンタンにて.





利尻山

利尻山(6 July~27 July 2000)

初夏の道北は花の季節です.エゾカンゾウなど初夏を思わせる花々が咲いています.サロベツ湿原の向こうには利尻山が見えます.利尻島には行ったことはありますが,山頂はまだです.いつかはきちんと登ってみたいものです.

1998年7月:サロベツ原野にて.





ハリギリ

ハリギリ(Kalopanax pictus)(8 June~6 July 2000)

ウコギ科の落葉高木です.タラノキの若芽の天麩羅は結構おいしいものですが,ハリギリも同じウコギ科だけあってこれまたおいしいです.でも一番おいしいのは…

1995年8月:北大・苫小牧演習林の林内にて.





ザゼンソウ

ザゼンソウ(Symplocarpus renifolius) (29 April - 8 June 2000)

春先の少し湿った林床で咲く多年草です.ミズバショウと同じサトイモ科の植物で,隣り合って咲いていることもあります.ザゼンソウの花には独特の香りや発熱がみられたりと,面白い特徴があります.

1996年4月:北広島市の落葉広葉樹林床にて.





フクジュソウ

フクジュソウ(Adonis ramosa)(3 April - 29 April 2000)

春先に真っ先に咲く花です.この写真は咲いた後に雪が降ってしまい,まるで雪割り花状態になってしまったものです.花も撮影者も寒かったことでしょう.

1996年4月:千歳市美々の落葉広葉樹林床にて.





苫小牧演習林遠景

苫小牧演習林遠景(3 April 2000~ 10 April 2001 at English page)

自分のメインの調査地です.色々な調査をここでしています.ミズナラやオオモミジ,ホオノキ等の落葉広葉樹と常緑針葉樹のエゾマツが混交する森林です.

1995年10月:北大・苫小牧演習林の気象観測塔の頂部から.






Tatsuyuki Seino 2000-2001

Top に戻る
ギャラリーに戻る