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2002年度の表紙写真

1 April 2003

ココヤシ

ココヤシ(14 January ~ 1 April 2003)

分かりやすいハワイのシンボルの植物です.ココヤシ (Cocos nucifera) です.東から吹く貿易風に心地よく揺れています.

2002年7月:アメリカ・ハワイ州オアフ島にて.






フタバガキの実生・その後

フタバガキの実生・その後(29 November 2002 ~14 January 2003)

下の写真のその後一ヶ月半後の様子です.種はShorea macrophylla です.かなりの数の種子が発芽して,林床(林の下)では本当に足の踏み場もないような感じでした.写真では大きさがいまいち伝わりづらいですが,高さが発芽から一ヶ月ほどで 30 cm にもなっていました.

2002年11月:マレーシア・サバ州タワウ公園にて.






フタバガキの実生

フタバガキの実生(18 October ~ 29 November 2002)

東南アジア熱帯雨林の低地林を代表する樹木です.フタバガキといっても数多くの属・種からなります.写真は Shorea macrophylla という種です.2002年の春先に私の調査地のタワウでは,フタバガキ科樹木のそれなりの開花・結実がみられたようです.これは芽生えてから本当に間も無くのものです.この実生が樹高 70 m を越える森林をつくるには,どれほどの試練と時間がかかるのでしょうか.想像を絶するドラマがあることでしょう.

2002年9月:マレーシア・サバ州タワウ公園にて.






ドリアン

ドリアン(13 September ~ 18 October 2002)

果物の王様と呼ばれ,はまるとたまらなく美味しい果物です.ドリアンはマレー語でとげとげのある果物という意味です.日本の果物屋さんでも時々売られていますが,値段を見ると流石に王様というだけの値段です.しかし,マレーシア等ではかなり安く買うことができます.因に2002年春の調査では一人で3個(房ではない)も食べてきました.ごちそうさま.

2002年3月:マレーシア・サバ州タワウ公園にて.






コアの樹

コアの樹(30 June ~ 13 September 2002)

ハワイ諸島の自生のアカシア,現地では学名通りコアと呼ばれています (Acacia koa).オヒアもたいがいですが,非常に硬い材です.材の硬さと木目の美しさから,ハワイでは高級な木工細工として使われています.同じハワイでも,私たちの調査地のような降雨林にはなく,乾燥林でみられます.

2002年6月:アメリカ・ハワイ州ハワイ島にて.






黄色いオヒアの花

黄色いオヒアの花(18 June ~ 30 July 2002)

ハワイの言葉でハワイフトモモ (Metrosideros polymorpha) のことをオヒア (Ohia) といい,その花のことをレファ (Lehua) といいます.樹と花でそれぞれ別の名前があるのは,ハワイの悲しい恋の神話に由来します.普通は下にある写真のように赤い花なのですが,ごくたまに黄色い花もつけるようです.

2002年5月:アメリカ・ハワイ州ハワイ島のハワイ大学の試験地にて.






オヒアの花

オヒアの花(7 May ~ 18 June 2002)

ハワイの言葉でハワイフトモモ (Metrosideros polymorpha) のことをオヒア (Ohia) と言います.ハワイの森林の優占種で,標高の上から下まで分布するフトモモ科 (Myrtaceae) の樹木です.オヒアには葉の表現型が二つあり,葉の裏に毛があるものと無いものがあります.溶岩年代によって,この二つの表現型の分布が異なっています.写真は毛のないタイプのものです.緑の森の中に散在してみられる赤いオヒアの花は,ハワイ山地林の美しいアクセントになっています.

2001年12月:アメリカ・ハワイ州ハワイ島の山地林にて.





Tatsuyuki Seino 2002-2003

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