2005年04月19日:当日の代表的な質疑応答をアップしました. 2005年04月04日:おかげさまで無事盛会のうちに終了することができました.みなさんに感謝します.当日配布した資料は, 趣旨説明に各演者の講演要旨を合体したものです.講演者の講演要旨は下で公開しています. 2005年03月24日:講演者の講演要旨を掲載しました.この要旨は先に配付されたプログラムと講演要旨集には掲載されていません.また,講演の順番を一部変更しました. 2005年02月14日:森林総研の石田厚さんにコメンテーターとして加わっていただきました. 2005年01月24日:F1会場に場所が決まりました. 2004年12月17日:開催日時と時間が決定しました.2005年3月27日18時から20時30分までです.会場はまだ未定です. 2004年11月30日:ペイジ開設 |
樹木の生理生態的な特質に,木部構造が密接な関係をもつことが近年になって明らかにされつつあり,この生態木材解剖学的アプローチが熱帯林研究の新たな展開を促しつつある.樹幹部には樹冠の枝葉を支える支持機能と,林冠の枝先まで水を供給する通導機能という二つの重要な役割があり,その機能は物質生産や水・養分吸収など他機能と関連している.例えば,高い樹高は林冠部での光獲得に関しては有利であるが,高い樹冠の枝先に水や養分を輸送することには不利であり,樹幹部での支持機能への負担が増加する.このため,個体にとって最も利益が大きくなるようにそれぞれの機能間での調整が行われ,それに応じて木部の構造も変化していることが予想される.したがって,木部の解剖学的特性を鍵としてこの関係変化の解明から,樹高や成長速度,旱魃への耐性,地形的な空間分布特性を解き明かすことができる.熱帯林の生物多様性は,標高や土壌条件などの環境傾度によって森林を構成する樹種が異なることによって変化する.そこで,水分および標高という熱帯地域における大きく二つの環境傾度のもとでの比較研究を行ない,それぞれ水分条件と標高差と土壌基質による環境傾度に沿った木部構造の違いに着目した,最近の熱帯林研究からの取り組みを紹介したい.
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当日の代表的な質疑応答 [html版 | pdf版 8 KB] |
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