第56回日本生態学会 自由集会 (W15)

樹木は水をどのように輸送しているか -樹種,木部構造,季節変化-

2009年3月17日(火)17:15-19:15・E会場
企画責任者:岡田 直紀(京大・農)・清野 達之(筑波大・生命環境)

last updated: 2009-03-10
このペイジは清野が作成しました.照会などは清野(seino (at) sakura.cc.tsukuba.ac.jp)までお願いします.

内容更新情報とお知らせ | 趣旨説明| 話題提供 |関連リンク |
更新情報とお知らせ
2009-02-10:要旨を掲載
2009-01-15:要旨を掲載
2009-01-07:会場が決定,E会場
2008-12-08:趣旨説明と演者・タイトル,開催日時が決定
2008-11-14:ペイジ開設


趣旨説明

樹幹における水輸送は葉における光合成と密接に関係し,生態系でのその樹種の生活戦略を規定する重要な要因となる.根から葉への水移動は,蒸散によって生じる上下の水ポテンシャルの差に基づく,いわば受動的な過程と言える.しかしこの過程には,気孔の開閉による調節,通導組織の構造など,樹種ごとの特徴が反映される.本集会では,樹木が水をどのように輸送しているかを,樹種ごとの木部構造・機能の違い,日変化と季節変化,生育環境への適応といった点から考える.


話題提供

  1. 梅林利弘(東京大学/九州大学):日本産広葉樹の樹幹における水分通道様式
    講演の要旨

  2. 小笠真由美・三木直子(岡山大学):コナラとシラカンバの水分通導度の損失と回復
    講演の要旨

  3. 籠谷泰行・服部和佐・中畑里枝子・山尾敬・福井佑介・宮本洋司・荻野和彦(滋賀県立大学):広葉樹の樹液流速 �樹種の違いと季節変化�
    講演の要旨

  4. 石田厚・矢崎健一(森林総研):小笠原に成育するキバンジロウ(移入樹種)とウラジロエノキ(在来樹種)の水分通導の比較
    講演の要旨

    コメンテーター:小池孝良(北海道大学)

関連リンク
  • これまでの木材解剖企画シリーズ
    1. 木材解剖特性からみた熱帯樹木の生態 -熱帯林研究の新しい展開-(52回日本生態学会での自由集会の企画)
    2. 木材解剖特性からみた熱帯樹木の生態2. 生育環境によって樹高と木部構造はどのように異なるか(53回日本生態学会での自由集会の企画)
    3. 材の解剖特性と樹木の水利用(55回日本生態学会での企画集会の企画)
  • 九州大学大学院森林生態圏管理学講座
  • 岡山大学農学部森林生態学研究室・緑地生態学研究室
  • 滋賀県立大学環境科学部環境生態学科
  • 森林総合研究所植物生態研究領域
  • 北海道大学大学院農学院造林学研究室
  • 京都大学森林生産学講座森林利用学分野/森林利用学研究室
  • 筑波大学農林技術センター八ヶ岳演習林