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2013年度の生活

つくば3年半目な一年でした.フィールドでバリバリと思っていましたが,結果真逆になってしまいました. 2学期制な春,今年も酷暑な夏,ようやく山な秋,フルブーストな冬,とこんな感じでしょうか.

2014-04-07

04月05月06月07月08月09月10月11月12月01月02月03月

4月2日(火曜日)
新年度が始まった.まだバタバタしたままだが,今年度の講義や実習の現段階の情報を更新した.今年度は担当する講義と実習の数が増えた.先発完投型の講義ではなく,リレー型式がほとんどなので,登板回数が増えたというのが正しい表現だろうか.そして,その準備をせっせと行なっている.

Depeche Mode の新譜 "Delta Machine"を聴く.彼らの新譜を買って聴くのは実に久しぶりだ.
4月22日(月曜日)
新年度から新たに担当することになった講義が先週からスタートした.まずは総合科目の「森林」で,その一回目が先週の月曜日にあった.私の他に9名の講師陣で森林に関する様々なトピックを扱う講義である.私の担当分はこれからの枕の部分だ.かなりの大入りで,今日からさらに大きな教室に変更になった.様子を見ると,それでもほぼ満席状態だった.

金曜日は大学院の科目の「生物資源科学研究法」で,こちらは自分の専攻分野の研究紹介というお題であった.

その金曜日の朝に喉が痛くなり,嫌な予感がした.どうやら扁桃腺が腫れてしまったようだ.そして翌日には見事なまでに風邪の症状へシフトしてしまった.先月にやっと風邪が治ったというのに,全くなんということだ.

先週の土曜日は一般市民向けの科学技術週間の対応があった.筑波実験林のスタッフは雑木林の生き物教室の担当で,つくば市内などの関東の雑木林でみられるブナ科の樹種の種子の見分け方などをレクチャーする内容だ.こう書くと硬そうな話だが,平たく言うと雑木林のどんぐりの見分け方講座である.実際にどんぐりを拾って,それらをまじまじと観るのでも興味を持ってもらえそうなことがわかり,嬉しかった.生き物の名前や特徴を知り,実際に触れてみることが,生物に親しむ第一歩なのだと痛感した.人気のある甲虫は,大人になっても魅力を失っていないことも改めて痛感した.

ひとまず今月の担当講義などに一段落がついた.来月は新たに担当する講義と実習がたくさんあり,それらが終われば,自分が担当する春学期の講義と実習が終了する.ちょっとした山場だろう.ちゃんと乗り切るためにも,まずはしっかりと風邪を治そう.

これまで発刊していた「筑波大学農林技術センター演習林報告」と「筑波大学農林技術センター研究報告」の二誌が統合され,この春に「筑波大学農林技術研究」として新たにスタートした.その記念すべき第一巻目のコンテンツに,
那須研太・清野達之・村松義昭・菅原優・上條隆志 (2013) カラマツ壮齢人工林の樹木成長におよぼす施業履歴の効果. 筑波大学農林技術研究, 1: 31-37.
が出版されて入っている.那須研太さんの卒業研究の内容がこうして形になったのが嬉しい.印刷された冊子を読みながら,改めて思う.
5月22日(水曜日)
前回の更新からしばらく経ってしまった.

先月の連休前に中村徹さんの退職記念祝賀会があった.かなり盛大な会であった.一度でいいから一斗樽以上の大きさの樽酒の鏡開きをしてみたい.今回観たのは四斗樽の鏡開きだった.スケールがすごい.

今年度から森林育成学を春学期ABで二回担当することになった(注:筑波大は今年度から2学期制になり,普通の大学でいう前期に相当するものが春学期で,単位数に応じてABCのレグから構成されている.ちなみに後期は秋学期という).担当した二回はそれぞれ水分生理とバイオメカニクスの回である.少し自分の好みに走ってしまった嫌いがあったかもしれないので,次回からはもうちょっと抑えよう.

今年度から1年生の実習が新たに開設され,その一回目が先週の金曜日にあった.筑波実験林にある植物見本園内の針葉樹の説明をするという,全くの自分の好みで突っ走った内容だった.今週にもう一回ある.

先週の土曜日は「国際植物の日」の対応があった.

先月にひいた風邪は二週間ほどしつこくつきまとった.講義や実習で話し始めると喉がガラガラしだすので,まだ本調子ではない.喉がかなり傷んだのだろう.
6月21日(金曜日)
先月末に生態学の講義を終え,レポートの採点なども終え,春学期ABの教務は期末試験問題作成とその採点を残すのみとなった.

スポーツ選手が身体に違和感を感じ,例えば野球ならスタメンを外れるなどという記事を読んだことがあるだろう.その際,違和感の感じがよく掴めないでいた.先月末から今月上旬にかけて,いわゆる違和感とは何かがわかったような気になった.私の場合,肩や腿のはりなどではなく,耳の聞こえ具合だ.右耳に文字通り違和感を感じ,あまりにモヤモヤするので耳鼻科にいってきた.聞こえないわけではないが,まさに違和感としかいいようのない感じが続いていた.耳鼻科の医師になんかと自分の症状を説明すると,ああという感じで頷き,症状が理解できた模様だった.早速と耳や鼻へあれこれとしているうちに耳の違和感がなくなった.よくある症状とのこと.その後の健康診断の聴力検査でも問題がなかったので,まずは一安心かと思う.

定期測定をこなしている以外は目立った外仕事がない.今年はプロット再測などの毎木関係の仕事が主体でないので,いまのところはかようなところだろう.
7月4日(木曜日)
そして春学期ABの期末試験問題の作成とその採点な日々を過ごしている.今年は担当科目が増えたので,当然ながら試験問題作成と採点する科目が増えた.試験はされる方もする方も大変なのだと改めて痛感している.

先週の水曜日から土曜日までは八ヶ岳演習林に行っていた.実習予定地の下見とその相談,そして自分の調査を行なってきた.自分の調査では,博士課程の頃から出来ればよいなと思ってきたことをついに着手することにした.八ヶ岳演習林はそれに応えてくれることが可能な場所だ.また,このままでは思っているだけで終わりそうだという危機感を感じたのもある.ある意味で原点回帰的な,またある意味で私らしい話のはずだ.その中身はいずれまた.
7月26日(金曜日)
今月上旬の余りの暑さにやられ,かなりぐったりとした日々を過ごしている.もともと眠りが浅い方で,深いぐっすりとした眠りに憧れている.眠りが浅いと往々にして妙にリアルな夢を観るような気がする.今朝などはサンダーバード2号が空港に着陸するのを間近に観る内容だった.もちろん,妙にリアルな夢といえども現実では当然あり得ない.外部灯火もちゃんと見えて,妙にリアルだった.

今月に入ってから時々,今年度に卒業研究の指導を行なっている学生さんの調査に同行している.面白そうなデータが集まってきていると思う.外で身体を動かす作業は楽しい一方,やぶ蚊にいいように刺されて辛い.これだけはなんとかしたい.

Hasegawa, M., Ito, M.T., Yoshida, T., Seino, T., Chung, A.Y.C. & Kitayama, K. The effects of reduced-impact logging practices on soil animal communities in the Deramakot Forest Reserve in Borneo. Applied Soil Ecology.
の受理の連絡が筆頭著者の長谷川元洋さんから届いた.デラマコット保護林の択伐圧の違いが土壌動物相に与える影響をまとめたものだ.久々のうれしいお知らせだ.

ここ最近は New Order の最新のライブ・アルバム "Live at Bestival 2012" をよく聴いている. Temptation はやはり盛り上がる.
8月8日(木曜日)
月末に大学説明会があり,そこで配布する冊子のインタビューが先日にあった.その中で一日の様子を尋ねられた.つくばでのデスクワークの様子は,コンピュータのモニタを睨みつけているばかりなので,記事的には面白くないだろう.そこで,野外調査篇もお知らせした.野外調査篇の方は,樹木の胸高直径や高さ,枝先の長さをひたすら測ったり,調査後にはお風呂とビールを満喫しているという有様で,内勤篇とはかなり内容が異なる.内勤編と野外調査篇とが併記されるとのことで,その差をみてもらえればと思う.
8月30日(金曜日)
先週は大学院入試があった.その週末には学類の大学説明会があった.かなりの数の来訪者があったようだ.大学説明会で模擬授業の担当があった.普段の講義などで話している内容のダイジェスト版という感じにアレンジしてみた.

毎日朝に体重と体脂肪率の測定を行なっている.昨年の3月辺りに身体が物理的に重く感じ,これが気のせいなのか,はたまた本当なのかを確かめようと思ったのがきっかけである.結局,測定してみると実際に重くなっていた.気にするような体重の増加ではなかったのだが,せっかく体重計を購入したので,その後から毎日の測定を続けている.昨年も今年も一年の中では体重も体脂肪率もほとんど変動していないので,よい状態だろう.平滑線を描いて微妙な傾向をみると,昨年は8月中旬から下旬にかけて体重が微減していきその後回復,2月上旬に向けて微減していき,その後に再び回復という,個人的にはそうだろうという感じだった.体脂肪率は野外調査が続くと減少する傾向にある.八ヶ岳時代にプロット整備に明け暮れていた最中に健康診断を受けに行くことがあった.体脂肪率の値を観た医師から,あなたは格闘技をしているのかと尋ねられたことがある.目指している訳ではないが,その値はもはや再現できないだろう.

かなり厳しい残暑が続く.その一方で紅葉が始まった.
9月6日(金曜日)
今週の月曜日から今日まで,森林総合実習で八ヶ岳演習林に行っていた.昨年は諸般の都合で参加できなかったので,今年は一年ぶりの復帰だ.天気がかなり微妙で,ちゃんと予定のメニューをこなせるか心配だった.天気予報を観てもほとんど悪い知らせばかりで気が滅入った.しかし,なんとか天気が持ちこたえ,予定通りの日程とメニューをこなすことができた.怪我も事故もなく無事に終わったので,今はホッとしている.関係者の皆さん,有難うございました.

今回の実習生の皆さんはとても熱心で,食欲も旺盛でみていて気持ちがよかった.実習生達をみていて,ここしばらく自分が忘れていたものを思い出すことができた.このテンションを持ち続けていきたい.

実習の様子は筑波大・演習林のスタッフ・ブログ
www.msc.tsukuba.ac.jp/ens/blog/archives/1440
からも観ることができます.
9月24日(火曜日)
先週の水曜日から金曜日まで,全国演習林協議会秋季総会に出席するために鳥取に行っていた.経県値が少し上がった.
19日は総会だけでなく,私は大学演習林120周年記念WG委員会もあり,私はそちらにも出席した.いずれの会議も順調に進み,無事に終了した.20日は見学会で蒜山の森や大山のブナ林などを見て回った.秋晴れの大変よい天気の時で,大山とその裾野の森林をとても綺麗に眺めることができた.植生も食生も色々と楽しめた.

この様子は,筑波大・演習林のスタッフ・ブログ
http://www.msc.tsukuba.ac.jp/ens/blog/archives/1499
からも観ることができます.

高橋幸宏の新作 Life Anew をようやく購入して聴き入っている.初めて聞くけど,妙に懐かしい感じがする曲が多い気がする.良いアルバムだ.
9月27日(金曜日)
昨日今日と学類一年生の「生物資源科学実習」の引率があった.昨日は霞ヶ浦環境科学センターと霞ヶ浦流域下水道事務所へ,今日は大学の環境安全管理室と日立セメントの神立資源リサイクルセンターに行って来た.このような機会がなければ見学できないところが多く,面白かった.生活・実験排水の処理や生ごみのリサイクルの現場を観ることができた.霞ヶ浦環境科学センターでは,霞ヶ浦に生育する動植物の展示していて,その方法が上手だと感じた.こちらも色々と勉強になった.
10月4日(金曜日)
火曜から秋学期がスタートした.これでますっかり三学期制に慣れてしまい,まだ妙な感じが拭えない.今年度は前半戦に引き続き,後半戦も担当講義などが増えた.講義実験などのスケジュールが確定してきた.今年度の後半戦から統計学入門を分担することになり,静かに緊張している.高校生だった頃の自分が知れば,間違いなく驚いているであろう.いや,大学生だった頃の自分でも充分驚いているはずだ.
10月21日(月曜日)
今年はフィールドの多くを後半戦に設定したので,この時期からバタバタとしそうだ.バシッとフライング・ラップを決めたいものだ.

先週の木曜日は農林技術センター演習林スペシャルセミナーと題して,静岡市井川地区の林業の現状などに関するセミナーがあった.井川の森のスペシャリストをお招きしての内容である.おかげで盛況のうちに終了してホッとした.現場の方々の生の話を伺えたのがよかった.関係者の皆さん,有難うございました.

セミナーの様子は筑波大・演習林のスタッフ・ブログ
www.msc.tsukuba.ac.jp/ens/blog/archives/1607
からも観ることができます.
10月25日(金曜日)
昨日は森林育成学の講義があった.お題は「熱帯の林業」だった.Deramakot の話を中心にして,材密度の件などを加えた構成にした.
その後すぐに今度は農林生物学実験があった.昨年は開始を75分遅く間違えていて,TAの方からお忘れでは?という連絡で慌てた.今回は開始を75分早く間違えていて,TAの方からまだ75分ありますよ,といわれて拍子抜けた.今年もプロットの作り方に関するイロハということで,各道具の解説,特にポケットコンパスを使った簡易測量を行なった.今年も雨で,昨年に続いて残念な天気であった.
11月26日(火曜日)
10月28日から11月2日までは八ヶ岳演習林に行っていた.また,菅平高原実験センターにも行ってきた.事務的な役割の仕事と,自分の野外調査の二本立てである.
その後,11月5日から8日までは北海道大学苫小牧研究林で昨年の調査の続きを行なってきた.調査区内の再測と新規加入などは昨年に終わったものの,タグの直しやGPS測量などがきちんと全部完了していなかった.それらの積み残しを無事に終えることができた.また,滞在中に色々な方々と話す機会があり,かなりの刺激をうけた.有難うございました.

11月11日には大学院の講義があった.これは今年度から分担になった「植生景観論」で,お題は「熱帯林生態」である.その週の金曜日にも大学院の別な講義があった.そのあとは,秋に実習担当になっている「生物資源生産科学実習」が14日と21日の二回あり,どちらも晴天に恵まれて無事に終了することができた.この時期の野外だと,16時を過ぎるとかなりの切迫感がある.

21日の実習を終えてから上田に移動し,23日まで菅平高原で行われた地球環境再生プログラム (Jalps) の年次報告会に出席してきた.今年度の研究内容の報告と,この先のプロジェクトをどうするかの話し合いなどがメインであった.こちらでも色々な方々と研究面で刺激的な話ができてよかった.

まだ少し右往左往しそうなので,少しせわしない11月としてまとめられそうだ.
12月10日(火曜日)
結局は少しせわしない11月としてまとまった.そのなかの11月28日の「農林生物学実験」で,筑波山の山頂から麓までの植生を観に行く機会があった.筑波山の山頂に至るのは2006年以来だ.単純に自分が楽しんでしまった.

師走の初日に推薦入試があった.先週末は樹木年輪研究会に参加するために京都に行って来た.刺激的な話を色々と伺えた.また,解析でモヤモヤしていたところのヒントを見つけたような気もする.
京都は常に観光シーズンな訳で,とりわけ混む時期もある.今回はそうでもないかと思っていたが,甘かった.軒並み予約で一杯で,適当なホテルを予約するのにかなり苦労した.それにしても「のぞみ」は速い.改めて驚くこと多々あり.

Erasure の新譜 "Snow Globe"を手に入れた.この時期に相応しく,クリスマス・ソングと新曲から構成されている.求めている音の Earsure という感じ.
12月25日(水曜日)
先週の月曜日から,担当分の統計学入門の講義が始まった.今日は月曜日の振替ということで,二回目の講義だった.思った以上に準備が大変だ.講義の前はかなり緊張するし,講義のあとは燃え尽きてやや呆け気味になる.年明け早々に三回目の講義があるので,この年末年始は気が抜けそうにない.

先週の金曜深夜に放送された「タモリ倶楽部」で,「哀愁ネーム雑草」という話題があった.あんまりな和名の植物を紹介してあれこれと話す企画だった.植物に限らず,あんまりな和名な生き物は結構ある.学名だと形態や命名者などに因んだ名前になることが多いので,あんまりなモノはないような気がする.しかし,私が知らないだけなのかもしれない.
2014年1月6日(月曜日)
年末の御用納め前の木金に,キナバル山で行なっている研究プロジェクトの研究会に出席するため,再び京都に行っていた.今回は簡単な発表も行なってきた.面白い話を伺えたのと,色々と研究の話しができたので良かった.

京都から戻った晩に高熱がでてしまい,久々完全にのびてしまった.そんな訳で,この年末年始は文字通り大人しく静養していた.

年明け早々の今日,統計学入門の三回目の講義があった.自分の知識を再整理するという意味もあり,新しく担当する講義は新鮮である一方,勝手が読めないところがあり,緊張が続く.
1月30日(木曜日)
18-19日とセンター試験があった.

先週の火曜と今週の月曜に統計学入門の講義があり,なんとか自分の担当シリーズが終わった.統計学の講義では,何らかの例があった方が理解しやすいだろう.講義では毎回,その例えを何にするかでかなり悩んだ.また,この講義は一年生が主対象なので,まだコース選択前の段階である.そのため,例えも分野にあまり偏らない方がよいので,その辺りでも悩んだ.

先週は博士論文の審査,今週明けからは修士論文の審査が続いた.

この時期は強烈なまでに乾燥し,静電気による電撃に日々怯えている.怯えたままでは精神的に辛いので,放電グッズを買ってきては試している.そこそこ効果のあるものもあれば,そうでないものもある.ドアノブはいきなり握らず,まずは放電してからなので,少々じれったい上にやや挙動不審気味だ.それでもいきなり握り,その時の電気ショックで驚くよりはマシかと思うことにしている.
2月13日(木曜日)
この冬は雪が降る頻度が高い.特に先週末はかなり積もった.つくばでは観測史上2番目の積雪深とのこと.あちこちに雪だるまや雪トトロが出没していた.大学構内では,湿った雪に負けてしまった折れ枝が多く見られた.常緑広葉樹の林冠木種に多い感じだ.思わず何かネタにならないかと,観てしまう.講義の写真には使えるので,後で撮影するつもりだ.

先々週末には,かねてから観ようと強い意志で思っていた「ラッシュ/プライドと友情」(リンク先の音に注意)を堪能してきた.1976年のF1シーズンの実話を基にした内容である.雨が織りなす人生とチャンピオンシップの綾というところか.面白かった.
2月14日(金曜日)
今日から週末にかけて,またも雪の予報だ.雪の日には,車を使わなければ良い,ということで,ここしばらくは大人しくしていた.しかし,思うところあって冬タイヤに交換した.これで万全とは思わないが,可能な限りの備えというところ.雪で折れた樹木の写真撮影も行なった.森林育成学などの講義に使えそうだ.
2月20日(木曜日)
来年度のシラバス入力の時期になった.来年度は担当することが増える予定なので,気を引き締めて行きたいところだ.

Ishihara, S. & Seino, T. (2014) Age structure and development process of a secondary deciduous broadleaf forest in central Japan. Tsukuba Journal of Agriculture and Forestry.
が受理されたとの連絡があった.昨年度に卒業研究を指導していた石原祥子さんの卒業論文を論文化したものだ.こうして卒業論文の内容がちゃんと形となって残るのはとても嬉しい.
3月10日(月曜日)
2月23日から昨日までマレイシアはキナバル山での調査に出かけていた.

2001年に設営した熱帯山地林で針葉樹が優占する林分のプロットの再測と,生理まわりのサンプルやデータの補足作業を行なってきた.Sさんのお陰で楽しく充実した調査をすることができた.有難うございました.別の山地林プロットの中を歩いていた時に,知らぬ間に毒蛾の幼虫に触れたようで,両腕が壮絶にかぶれてしまった.こういうことがあるので長袖にしていたのに残念だ.

今回の調査で改めて山地林をじっくりと観察することができた.今まであまり感じなかったが,熱帯山地林でも林冠木はかくも樹高が高いのだろうか.しばらく観ていなかったのでそう感じたのか,はたまた自分がスケールダウンしてそう感じたのか.後者であるなら,少し考えたいところだ.

ここ最近はほぼこの時期に海外調査に出かけることが多い.調査中はできるだけそれだけに専念したい想いで,出発前にフルブーストで可能な限りの仕事を片付けてからにしている.今回もその例にもれず,成田に到着した段階で気が抜けてしまった.そのせいなのか,往路ではほとんど寝ていた.調査開始のしばらくは調子があがらず,3日くらいしてからようやく本調子になった感じだった.
無事に調査も終わり,帰国の段になって知った航空機事故の報に驚いた.その影響なのか不明だが,復路のクアラルンプールから成田に向かう便は,8日の23時半に出発する予定だったのが,翌日の5時半に変更になってしまい,7時間遅れになった.これまで私が体験した遅延時間では最長記録である.ほぼ徹夜状態で搭乗したので,タキシングの段階ですでに寝てしまった.しばらくして目が覚めてから,「ゼロ・グラビティ(原題;Gravity)」を観る.観ようと思いつつも劇場で観れなかった作品だ.最後まで一気に集中して観れて面白かった.その反動なのか,観終わった後は,ほぼずっと眠りの世界に戻った.

そして今日から日本の現実に戻り始めた.
3月20日(木曜日)
早速と現実世界へ戻る.12日には後期入試があった.

その後は再びフルブーストで走りぬけ,15日から18日までは広島市で開催されている第61回日本生態学会へ参加するために出かけていた.昨年はキナバル調査で参加しなかったので,久しぶりだ.色々と興味深い発表を見聞きできて,この手の刺激を求めていたのかと改めて思った.今回は受賞講演をしっかりと拝聴してきた.おめでとうございました.

地図を見ると,つくばから広島は遠く感じる.大雑把に 880 km ちょっと(TX全区間7往復ほどに相当)あるので,実際に遠い.しかし,TXの快速で約50分で都内に着き,その後は「のぞみ」の停車数の少ない号に乗って合計5時間ほどで広島に到着した.改めて「のぞみ」の凄さを思い知った.なかなか風情のある街で,今度はじっくりと観光で訪れたい.

交通系ICカードの普及が進み,乗車券なしで乗車できるようになり,便利になった.私はJR系で3種類所持していて,関西時代のICOCA,関東〜東日本〜関東時代のSuica,そしてやはりというべきのKitacaである.関西から関東に来た時に,JRに関しては相互使用ができたが,それぞれの私鉄エリア間での対応はなかった.そのため,関西への出張の時になどで,ICOCAはまだまだ重宝していた.最近になって交通系ICカードの全国相互使用が可能になり,どれか一枚で事足りるようになった.しかし,広島市内の路面電車を運営している広島電鉄で相互使用できるのはICOCAのみとのことで,事前にICOCAをチャージして持ってきた.こういうこともあるので,数種類持っていると便利なこともある.

生態学会から戻ってきて,更に再び現実世界へ戻る.流石にもうフルブーストは無理だが,可能なブースト圧で今日を迎えた.

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