二巡目の八ヶ岳演習林勤務から七年三ヶ月が過ぎました.相変わらず右往左往した一年でしたが,ひとまずなんとかなったのでしょうか.古きから新しきな春,実はニンバス被弾な夏,毎木スパーリングな秋,学会発表・参加とシンポな冬,とこんな感じでしょうか.
|
04月|
05月|
06月|
07月|
08月|
09月|
10月|
11月|
12月|
01月|
02月|
03月
|
|
4月9日(水曜日) 2025年度になった.来週明けから新学期なので,気が抜けたままの状態ではいられない.今年度から担当する講義が増えたので,その準備なども念頭に置かねばならない. 4月18日(金曜日) 今週の月曜日から新学期が始まった.早速その日に,学士基盤科目の「森林」の担当があった. 年度初め恒例のハードディスクの中身と紙資料の整理を,今月頭から行なってきた.紙媒体の資料は本当に少なくなってきて,保管期限を超えたもの程度で済んだ.問題はメイルを含むデジタル情報で,これには結構な時間と労力をかけてしまった.その甲斐あって,スッキリした. 今日の午後は,演習林内に設置したプロットや調査区の様子見をしてきた.フィールドシーズンももうすぐ始まる. 5月12日(月曜日) 学類2年生を対象とした生物資源生産科学実習Tの担当が,4月24日と先週の8日に筑波実験林であった.履修人数が多いので,二班に分けて4月と5月にそれぞれ実施した.今年度よりこれまでメインで担当されていた方が定年退職したので,教員は私だけになった.幸い,実験林のスタッフの皆さんのサポートのもと,無事に終えることができた.ありがとうございました. つくばから戻った翌日の9日は,南牧村の植樹祭に参加してきた. 山岳科学センターのお知らせでの記事 植樹祭のあとは,フェノロジー関係の調査に出かけた.フィールドシーズンも本格的に開幕した. 6月10日(火曜日) 先週の水曜木曜は,演習林事業計画会議でつくばだった.演習林のスタッフ全員で演習林の事業計画について議論して方針を決める重要な会議である.無事に終わった. 八ヶ岳演習林から公用車でつくばに出張した.往路の高速道路で,前方に故障車あり,という表示が出ていた.現場地点と思しき場所を通過すると,パトカーが停まっていて,その横に自転車と運転したと思われる年配の方がいて驚いた.どうやら迷い込んだようだ.そういうことが稀にあるとは聞いていたが,実際に目撃するのは初めてだ.幸いにして,大事にはなっていなかったようで安心した(いや,すでに大事だが). 会議から戻ってきた翌6日は,定期調査で八ヶ岳演習林の森にいた.土壌の保水性の測定のため,林内にpFメーターを設置している.そのうちの一本が行方不明になった.一生懸命に探してみたのだが,見つからない.動物も含め,何者かが持ち去ったのだろうか.データに欠損が出てしまい残念だ. 大学院の山岳科学概論Aの講義がこの土日で開講された.私はその中の山岳森林科学の担当を仰せつかった.この3月で定年された方の後任となり,今回はじめての講義だった.日曜の正午につくばに到着し,午後イチで講義を行なった.スライドの枚数などから,時間が余るかと思ったが,その逆の押し気味になり,途中で焦った.まあ,なんとか無事に終わった. 月曜も引き続きつくばで,今度は学類の生態学の講義だった.昨年は進行に余裕があったのだが,今回はこちらも押し気味になって焦った.それでもなんとか無事に終わった.二つの講義を無事に終えて,安堵して戻ってきた. 信州も今日で梅雨入りした. 6月19日(木曜日) 先週の木金土と,修論生の調査の下見で八ヶ岳の針葉樹林を見て回った.天気も丁度な感じで気持ちの良い下見ができた.今日は別の院生さんと,昨年に仕込んでいたデータロガーからデータの回収などを行なった. 今月に行なった山岳科学概論Aの山岳森林科学と,生態学の担当回に課したレポートの採点をそれぞれ終えた. 7月4日(金曜日) 先週の木曜日は研究関係の所用で名古屋だった.6月の修論生の調査下見での山登りが結果として暑熱順化となったのか,暑さでぐったりとはしなかったものの,例によって汗だくになった.興味深い内容だったので,先が楽しみだ. 川上演習林のダケカンバ林の6年間の動態をまとめた論文が公開された. Seino, T. & Kobayashi, H. (2025) Dynamics of Betula ermanii (Betulaceae) patch in a cool-temperate broad-leaved secondary forest in central Japan. Chubu Forestry Research, 73, 32-36. doi: 10.60341/chufr.73.0_32 7月11日(金曜日) 今週は月曜から昨日までつくばだった.7月8-9日に森林育成学の集中講義の担当があった.講義中に突然鼻がかゆくなって難渋した.親指と人差指で鼻を押さえるときの場所,調べると鼻翼というのだが,そこが微妙にかゆい.何度も擦っているうちにますます気になって集中できない.そのせいか,パイプモデルの説明中にダ・ビンチというところをダーウィンと言い間違え,慌てて修正した.休憩時間に顔を洗ったら,なんとか収まった.まあ,講義は無事に終わった. 7月31日(木曜日) つくばの集中講義から戻ってきて,教務関係や来月から始まる実習の準備,修論生や卒研生との野外調査と,盛り沢山な日々で7月後半を過ごした.野外調査の天気ももって,まあ順調に進んだ.そういえば,野辺山も久しく降雨がない. 以前にここで,八ヶ岳演習林内に設置したpFメーターが行方不明になったボヤキを書いた.今月中旬の調査にときに見つかった,というより正確には,私が設置した場所を勘違いしていたというオチだった…. 8月7日(木曜日) 4日から今日まで,北海道北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション(以下,北大)の「第10回森林フィールド講座・八ヶ岳編 八ヶ岳の森と生物」の担当があった.北大が教育関係共同利用拠点に認定され,山形大,信州大,高知大,琉球大,そして筑波大が連携校として参画している.この森林フィールド講座は,北大と連携校が持ち回りで担当している.2017年は井川演習林で開講し,今回は八ヶ岳演習林がホスト校として開講した.多くの受講生と各連携校からスタッフの皆さんも加わり,楽しくフィールド講座を実施できた.今日で無事に終了し,安心した.皆さん,ありがとうございました. 自分の担当などがある,本格的な実習シーズンが開幕した. 8月29日(金曜日) 8月19日から21日までは重要な教務のため,つくばだった.無事に終わる.この時期の恒例の秋のはじまりな季節になった.実際は残暑厳しいところ. 今週は森林総合実習の担当があった.天気に恵まれ,無事に実習を終えることができて安心した. これで自分が世話人代表の実習担当を2つ終えた. 9月5日(金曜日) 今週は森林生物学実習の担当があった.月曜日と火曜日は,それぞれ恵みの森(構内)と川上演習林で植物観察と採取,水曜日は白駒池で亜高山帯針葉樹林の観察,木曜日は八ヶ岳演習林と恵みの森で植物観察と採取を行なった.昨日今日と雨だったが,それ以外は実習日和で何よりだった.こちらも無事に実習を終えることができて安心した. 先月の実習2つは自分が世話人代表だった.森林生物学実習での役割は,サブ的なポジションになる.とはいえ,身体や気は同じように遣うので,無事に終了したときはかなりホッとする. 9月12日(金曜日) 今週火曜日から今日まで,山岳フィールド実習Aのアテンドがあった.天気もなんとかなって,無事に終了した. これで今シーズンの自分が担当する実習がすべて終了した. 9月19日(金曜日) 今週は修論生・卒研生の調査に同行していた.野辺山周囲の様々な森林を歩き回り,多様な研究課題に面して,刺激的な日々であった.ようやく適温になり,調査には丁度な感じなった. 今週の火曜から昨日まで八ヶ岳演習林で行われていた実習が無事に終わった(リンク).これで8月から途中盆休みなどを挟んで9月中旬まで続いていた今年度の八ヶ岳演習林の実習シーズンが終了した.名実ともに夏が終わった感がある.とはいえ,来月からは秋学期が始まるので,気が抜けない. 10月3日(金曜日) 先週の木曜金曜は全国演習林協議会秋季総会のため,宇都宮に行ってきた.全国演習林協議会の会議に出席するのは2018年の沖縄県名護市での秋季総会以来で,7年ぶりになる.秋季総会翌日の現地見学会では,宇都宮大学農学部附属船生演習林,栃木県県民の森,そして矢板市のトーセンの製材工場を訪れた.どこも興味深く,楽しんできた.有難うございました. 宇都宮は餃子の街として有名なので,ぜひ楽しもうと考えていた.総会前の昼食で入った店で満喫してきた. 今週の水曜日から秋学期に入った.今年度の折り返しになる. 10月10日(金曜日) 先週の土曜日は,公開講座「筑波大学山岳科学センター八ヶ岳・川上演習林の自然観察」を開講した.昨年は座学と現地見学の組み合わせた内容の公開講座を行なった.今年度は現地見学に絞り,八ヶ岳・川上演習林の自然を観ていただく企画にした.天気予報では雨模様とのことだったが,なんとか,少なくても雨に降られることなく実施できた.有難うございました. 月曜から今日までは修論生・卒研生と野外調査だった.今年のフィールド調査も終盤に入ってきた. 10月31日(金曜日) 今週の月曜火曜はつくばだった.来月の実習の打合せと Vegetation Science の講義があった.8月下旬以来のつくばで,ここも秋になっていた. 野辺山の最低気温がいよいよ氷点下を記録するようになった.野外に設置してある pFメーターを,そろそろ回収しなくてはいけない. 11月21日(金曜日) 先週と今週の水曜木曜はそれぞれつくばだった.学類2年生の生物資源生産科学実習Uの現地担当のためである.受講者数の多い実習なので,二週に分けて実施した.二回とも無事に終わった.せっかくつくばにいたので,合間に各種の打合せも行なった. 今日で今シーズンの土壌の水ポテンシャル測定の最終回にした.測定後にpFメーターを回収してきた.また,来シーズンに再開したい. 12月12日(金曜日) 今週の月曜火曜と昨日は,それぞれ大学院の講義と学類の実習でつくばだった.その合間に様々な打合せなどもあり,高濃度な滞在だった. 大学院の講義はふたつあり,一つはライブのオンラインで,もう一つがオンサイトの講義だった.オンライン講義で使用するヘッドセットの用意に気を取られ,オンサイトの講義で使用するプロジェクタに接続するアダプターを忘れ,かなり右往左往した.結局,持っている方から借りて急場をしのいだ. 学類の実習は,筑波実験林にて水平測量と毎木調査のイロハを行なった. 12月19日(金曜日) 12月13-14日は,山梨大学で開催された第11回 山岳科学学術集会に参加するために甲府に行っていた.野辺山からは地理的に近いので遠くに行った感じはないが,時間的には約15年ぶりの甲府だった気がする.集会は盛況で,各大学の学生さん達の活躍を感じた.お疲れ様でした. 先月末から締切系や判断系の案件が集中している. 2026年1月23日(金曜日) 先月からの様々な締切系や判断系のアレコレをこなす日々が続く.教務関係もいよいよクライマックスというところ. 2月27日(金曜日) 先月からの締切系と判断系のアレコレがまだ続く.先月末からは,ほぼ毎週一度のつくば詣があった. まず,先月26−27日の回は,重要な教務の業務があった.無事に終了し,安心した. 続いて2月3日は,名古屋大学で博士論文の副査の依頼があり,名古屋に行ってきた.こちらも無事に終了した.その後は八ヶ岳に戻らず,つくばへ移動した.翌日の4-5日の卒研発表会に出席した.翌週の9-10日は,生物資源科学学位プログラムの修論発表会に出席した.いずれも皆さんの発表は上手で良かった.お疲れ様でした. 19日は山岳科学センターのシンポジウムがあり,登壇した.今回は私がオーガナイザーだった.こちらも無事に終了し,安堵している. 今週も2025年度の締め関係と,いわゆる「中の人」仕事,そして主にシラバス更新などの2026年度に向けての作業諸々が続いている. 3月27日(金曜日) 3月が,そして2025年度が終わろうとしている. 3月11日から15日は,第73回日本生態学会への参加で京都であった. 今回は久々に発表を行なった.これまで土壌動物での発表に共著として名前を加えて頂いたことはあったが,今回は自分が筆頭で土壌動物の話題で発表を行なった.2024年から行なっていた八ヶ岳演習林でのキシャヤスデの群遊の話題であった.発表序盤はゆっくり話していたが,1鈴以降は少し早口になってしまった.まあ,無事に終わった. 生態学会での「中の人」業は,大会企画委員のポスター部会の諸々であった.今年で2年目になる.今回もポスター審査に携わってくださった方々のお陰で,無事にポスター賞の審査を終えることができた.有難うございました. 京都では,大好きな北部食堂で昼食を,そして今回どうしても再訪しておきたかった店のラーメンを食することができて満足だった.さらに懐かしい場所で楽しい夜もあって良かった,有難うございました. 今回は前半が京都大学吉田キャンパスで,後半が国立京都国際会館での開催だった.国立京都国際会館に来たのは,2002年11月に行なわれた IGBP のシンポジウム以来である.ちょっと前くらいと思っていたら,かなり大昔のことだ.国立京都国際会館といえば,キングジョーを連想する.今でもモダンな建物である. 生態学会の最終日の夕方に,次回の富山大会への引継ぎの打合せを終え,そのままつくばへ向かった.16日からの第137回日本森林学会に参加した.こちらは発表はなしの参加だけだった. 森林学会の「中の人」業は大会運営委員で,会計を仰せつかっている.会期中は,会場の様子を見て回ったりなどで,合間に色々な発表を見たりした.こちらの仕事はこれからが本番で,今まさに各種アレコレの対応中である. 生態学会も森林学会も,多くの興味深い発表があって楽しかった. 戻って23日は,筑波大学山岳科学センターの年次報告会があった.そして,修了と卒業,お世話になった方々の定年など,おめでとうございますと有難うございましたという今週だった. |