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2000年度の生活

2000年度は,新たなる道を求めての模索の一年でした.まあ,まだ続くんでしょうけど….精神的には割と沈んでいたことが多かった気がします.公私共に遠征が多く,北海道では中川町に暫くいたり,道外では高知,海外では二度のインドネシアにマレーシアと,今振り返ってみると凄いものです.調査では春と秋の苫小牧毎木調査,道北での樹形・樹幹解析,インドネシア調査と今までの技?をフルに使った一年でもありました.講座の引越で疲れ果てた春,インドネシア調査の夏,苫小牧毎木調査の秋,樹幹解析と突然の冬,こんなところでしょうか.

2001-04-10

04月05月06月07月08月09月10月11月12月01月02月03月

4月3日(月曜日)
今日から2000年度です.カレンダーの区切りは年末ですが,自分の身分とかが変わったりする区切りは,どちらかといえば年度末のことが多いでしょう.そんな訳でこの近況のページも年度が変わったことを受けて,昨年の生活を別ページに分けました.他のページも若干の手直しをしました.そういう私の2000年度といえば,研究生に身分が変わりました.学位以外には,何もない春です.
さて,先週まで風邪をひいていたのですが,直りました.ニセコ春山実習のおかげでしょう.スキーと温泉で直ったようです.気合いで直したとお茶部屋で豪語していたら,気分でしょう,と訂正されました.その通りの気がします.そんなものでしょう.
4月13日(木曜日)
先日の雨でかなり雪が溶けた気がします.しかし,山の方は去年よりも雪解けが遅いようです.
先日,今まで怖くて捨てることができなかったサンプルの一部を処分しました.講座の引っ越しが来月に予定されていて,それまでにいらないものから捨てようと思った次第なのです.で,10日に配付された学生便覧を眺めていると,部屋の配置が引っ越し後の状態になっていました.
4月20日(木曜日)
研究棟内の引っ越しの日程などが着々と決められてきました.昨日,手始めに7階の一部で,がらくた(としか思えない謎のもの)の一掃と部屋掃除を行ないました.意外な作業量とごみの山に驚いています.この先の日程に不安を感じています.
閑話休題.いよいよ来週から野外調査を開始することになりました.ここ近年,春先の恒例行事になりつつある,苫小牧の二次林プロット(1ha,1952本)での胸高直径の再測です.来週の25日から27日を予定しています.皆さん,頑張っていきましょう.
4月27日(木曜日)
苫小牧の二次林プロットの胸高直径再測から帰ってきました.1ha と 0.25 ha のプロットの二つ,合計2814本の幹周囲長をひたすら測ってきました.6人で調査をしたので,三日かかると思った調査もあっさりと二日で終わりました.さらに今日は雨.ついています.参加してくれた皆さん,どうもお疲れさまでした.
今回の調査は,初日は天気が悪く,雨が降ったりやんだりしていました.おまけに寒い.しかし,翌日は快晴で,ぽかぽかと暖かい春の日差しが差し込んでいました.天気が良いと,調査をしていて気分がいいものです.測っていて気付いたことは,ミズナラの成長が異常に良いことです.その一方で,他の樹種では痩せているものが結構あるのです.最初は測り間違いかと思ったほどです.しかし,何回測っても値は同じ.まだきちんとデータをいじくっていない(それ以前に打ち込んでいない)ので,詳細は不明です.どういうことなんでしょうか.
4月29日(土曜日)
このページを開設してからはや一年が経ちました.今日で一周年です.丁度いい区切りなので,研究課題の項目にコシアブラ以外の項目を追加しました.コシアブラ関係の研究は一応一区切りつきましたが,やめたわけではありません.今年はそれ以外の研究もしていこうと思っています.コシアブラの研究と平行して行なっていたのが,針広混交林の動態と更新です.学部時代はブナ林のギャップ更新を研究していたので,もともとの興味は動態・更新関係でした.現在は苫小牧に設置した永久?調査区の林木集団の挙動をセンサスしています.もう一つが,林床植物の生活史特性の多様性です.林床で生育する植物(林床生の多年生草本や低木)の,シュートの伸長成長パターンや形態の変化という点に着目した研究をしています.そういう意味では,コシアブラ研究から派生したテーマだと思っています.もう少し詳しい研究の概要は現在準備中です.暫くおまちください.
ついでにトップ・ページの写真も替えました.その前の写真が,千歳市美々で撮影したフクジュソウ (Adonis ramosa) です.今回の写真は北広島市で撮影したザゼンソウ (Symplocarpus renifolius) です.春先の植物で,どうせなら花があるものがいいという理由で載せています.あまり自分の研究とは関係はありませんが,講座関係者では関係あったりします.
ここ数日は件の二次林データをいじっています.ミズナラの成長が異常に良い,などと書いていましたが,異常というほどでもありませんでした.しかし,昨年の成長が良かったことには確かなようです.どこまで何が効いているかは分かりませんが,昨年猛暑だったのが一要因かも知れません.
5月11日(木曜日)
研究棟内の引越作業も大詰めを迎えてきました.今週は実験室や教官などの大移動が敢行され,いよいよ来週は我々が移動することになりました.まだ研究棟A棟の3階 ですが,今後は最上階の8階への移動になります.見晴らしが良さそうなので,花火大会の時など楽しいかも知れません.生協に行くときなど,階下へ階段で移動するといい運動になりそうです.
と,書いていたら予定が早まり,今日明日にも8階に移動になりそうです.移動のため,暫くメールの応答や web page の動作などに支障があるかも知れません.引越がきちんと終わるまでご迷惑をおかけするかもしれませんが,なにとぞご了承下さい.
5月18日(木曜日)
8階への移動が完了し,A棟803B に移りました.今のところ8階に移った感想など,
  • 最上階だけあって眺めはいい.801からの眺めが一番だと思う.
  • ついでに窓の下に展望一覧(城郭の天守閣やテレビ塔などにあるアレです)があると面白い.
  • どういうわけか声がずいぶん響く.
  • 1階の事務や2階の図書室がえらく遠くなった(そりゃそうだ).
  • 8階から1階まで階段で一気に下ると目が回る.
  • 1階から8階まで階段で一気に登ると息が切れる.
  • それにしても長期間の引越作業は心身ともに非常に疲れます.3月の湯治で得た力を早くも使い切った気がします.ここらで再充電をしたい気持ちです.
    5月29日(月曜日)
    終わったと思っていた引越作業もまだまだ続いています.A棟803B に移ったのもつかの間,壁工事をするので追出され,今は802に居候しています.まあ,今週には工事も終わるだろうから,その間はフィールドに逃げて,工事の終わるのを待つ戦法に切り替えました.で,明日から北大・苫小牧演習林での調査に出掛けます.今週末までみっちり調査の予定です.久しぶりの野外調査なので楽しみです.
    6月5日(月曜日)
    壁工事も終わり,803に戻りました.しかし,段ボールに詰めた荷物がそのままです.
    さて,先週のフィールドは,久々全開アタックができて良かったです.だれずに気合いを維持できたのが勝因でしょう.明日から3日ほど追加作業です.まだ寒いだろうと思い,虫よけの道具を持っていきませんでした.が,これが完全に裏目に出て,散々な目にあいました.ヌカカの総攻撃を受け,頭の中まで咬まれました.今度は対策も講じたので多分大丈夫でしょう.と,いうよりもう勘弁して欲しいです.
    6月8日(木曜日)
    何事もそうですが,限られた時間内で気合いと集中力を出し切って挑んだほうが効率も成果も良いです.極めて当たり前のことですが,ここ数日のフィールドで思いました.虫よけ対策に万全を期した今回の調査は,虫には全くやられませんでした.しかし,今度はダニでした.入浴中に気が付き,風呂場で早速の除去作業になりました.
    表紙の写真をハリギリ(Kalopanax pictus) に変更しました.ザゼンソウの花も流石にもう終わっているでしょう.気が付くともう6月です.ついでというか,勢いでギャラリーも新たに作ってしまいました.今のところは過去の表紙写真を展示しています.今後はその他の写真も展示しようと思っています.こんなことをしている場合じゃありません.まあ,逃避行動です.
    6月15日(木曜日)
    蚊,ダニときて次はなんじゃ,と思っていた今回のフィールドは,意外な展開になりました.苫小牧演習林外の国有林のプロット(通称;緑のトンネル)で調査をしていました.調査をしていると,丁度私の10 m 前をドドドド…とプロットの端から端へと,何者かが走りすぎようとする気配がします.「エゾシカかなあ」と最初は思ったのですが,走り方が明らかに違う.丁度私の前を過ぎたときに見えたモノは,林床のオシダ(高さ60 cm 強か)をわずかに越す,茶色から黒い色の四つ足の生き物.勿論,キタキツネでもタヌキでもアライグマでもない.身の丈とあの走行音の重量度から考えると….意外に怖いという感情はなく,呆気に取られました.しかし,確認していないだけになんとも言えません.まあ,向こうに敵意がないのだけは分かった(ということにしてる)ので,良しとしておきます.それにしても何だったのだろうか?
    6月29日(木曜日)
    札幌の講座に戻り,ここ最近はデータの解析や論文を読んだりしています.フィールドに出ていると,割と色々なことがあって話題が豊富なのですが,講座にいると同じような日々の繰り返しが多いです.強いて言えば引越関係なんでしょうが,それも終わってしまいました.
    7月6日(木曜日)
    7月です.夏です.
    なんとなく前髪を久しく切っていなかったため,髪をかきあげる動作がここ最近多くなっていました.別に気取っているわけではありません.流石に夏も控えて鬱陶しくなってきたので,今回もカリスマ理容師のUさんにお願いしました.恐らく,4歳ほど若返った感じです.どうも有難うございました.
    7月13日(木曜日)
    先週の土曜日に富良野岳(標高1912m)に講座の皆さんと登ってきました.十勝岳温泉(標高1270m)からの登山だったので,標高差642mのまあ比較的楽な山歩きでした.登りも下りも2時間半ちょっと,合計5時間程の日帰り登山でした.天気がもう少し良ければ,なお楽しかったでしょう.でも,久々の夏山だったので,満足です.
    7月19日(水曜日)
    月末からインドネシア調査に行ってきます.どうやら調査許可が下りたようです.今月の28日に出発し,来月の29日に帰国予定で,1ヶ月ほどの滞在になる予定です.98年の調査から2年も経ってしまい,インドネシア語もかなり忘れてしまいました.と,いうよりもとからそんなに覚えていなかったので,今回再履修ですね.前回は本当に右も左も,言葉も樹も分からない状況だったので,慣れるまでが本当に大変だった記憶があります.今回はそういう意味では気が楽です.でも気を引き締めて挑みたいものです.
    7月27日(木曜日)
    明日から一ヶ月ほどインドネシア調査に行ってきます.今回も中央カリマンタンのケランガス林(熱帯ヒース林)と泥炭湿地林の調査です.それでは, また来月!
    8月30日(水曜日)
    昨日,無事に帰国しました.アヤシイ病気もなく,今のところは元気です.今回の調査では,西ジャワのハリムン山と中央カリマンタンに行ってきました.特にハリムン山には行ってみたかったので良かったです.まあ,詳細は後日.
    さて,今は留守中の内外の出来事をきいたりしています.日本の夏は今年も暑かったようですね.もう少し涼しくなっているものと期待していたのですが,行く前とそんなに気温が変わらない気もします.でも空の色や風に秋の訪れを感じます.
    9月6日(水曜日)
    帰国してから一週間が経ち,やっと日本のリズムに戻った感じです.ところで,留守中に「どうでしょう・リターンズ」の録画を頼んでおいたものを,ここ数日鑑賞しています.ちなみに「マレーシア・ジャングル探検」で,半島のとある国立公園で熱帯林を満喫する企画です.本放送の時も丁度インドネシア調査から帰ってきたときで,再放送でもそうなりました.観ていて妙な感じです.
    9月28日(木曜日)
    一雨ごとに涼しくなる,というより寒くなってきました.
    秋といえば,プロット再測のシーズンになりました.1996年から2年に一度,苫小牧演習林内と近接する国有林に設置したプロットの樹木の再測を行なっています.丁度今年はその周期年にあたります.前回の1998年の再測ときは台風5号が大暴れした後でした.風倒木が結構生じ,林内がえらく荒んでしまったことが印象に残っています.今年はこれからどうなるでしょう.調査中は天候が良いことを祈るばかりです.
    10月5日(木曜日)
    先週の土曜の晩から喉が痛みだし,週明けから本格的な風邪に移行しました.喉が痛い,鼻水が止まらない,だるい,という感じ.そんな訳でここ数日,一日の半分以上を寝て過ごしています.いいのだろうか.
    10月16日(月曜日)
    明日から月末まで,苫小牧でのプロット再測の日々が始まります.先程天気予報を見ていたら,苫小牧が含まれる胆振地方は,水曜・木曜と雨のようです.冷たい雨の中の再測は避けたいところです.てるてる坊主でもぶら下げましょうか.札幌以北では気のせいか,天気予報で雪だるまが見えます.もうそんな季節なんでしょうか.恐ろしいです.
    10月26日(木曜日)
    プロット再測も目処が付き,昨日今日と札幌にいます.昨日は全道的に大荒れの予報,今日はまたも雪だるまの予報.まだ,完全に調査は終わっていませんが,どうせなら天気のいい日にやりたいものです.明日から残りを終わらせるべく再出陣の予定.
    11月2日(木曜日)
    気が付けば11月.
    先月,割と延々とやっていたプロット再測もなんとか終わりました.今回は秋晴れの中をのんびりとやっていました.10月18日の初雪の日だけは流石に寒かったです.スティール・メジャーを持つ手が寒さで震え,早く切り上げようと思いつつも日暮れまでやっていました.初雪の舞う中の毎木は初めての経験です.何度も味わいたくない経験です.
    11月9日(木曜日)
    今週明けから,修士一年のT君の研究資料採取の為の伐倒大会が苫小牧演習林で行われました.ここの講座のおおよそ半分が参加した,結構大きなイベントになった感があります.今回の調査では,慣れているはずの苫小牧演習林内の林道を間違えて,変なところから帰ってみたり,せっかく乗った高速道路も下りるところを間違え,わざわざ渋滞にお見舞いされたりと,いまいち精彩に欠いていた気がします.気を取り直すべく,かねてからの計画だったしゃぶしゃぶ食い放題に行ったら,その店が潰れていた.ああ….

    来週の講座セミナーの担当になっていて,ハリギリの空間分布の話をすることにしました.主に今年の6月にせっせと調査したことをまとめた話をする予定です.今日のこの時点で,プレゼンの準備を全くしていません.来週の月曜ですからそろそろ真面目に準備をしないと大変なことになりそうです.
    11月22日(水曜日)
    投稿していた論文がこのほど正式に受理され,研究業績のページを更新することができました.その日は調査地だった苫小牧の方に向かって,いつもよりよいお酒を飲みました.たまにはいいこともあるな.
    11月30日(木曜日)
    先週の土曜日に日帰りの苫小牧調査に行ってきました.秋晴れのなか,のんびりと調査が出来て気持ちが良かったです.で,今週からは大雪警報がでるような雪です.よかったよかった.
    今日は久々に自分のコンピュータのシステム入れ替え大作業.だって,物理的にしか電源が切れなくなったしまったから.延々と数時間を要しましたが,どうやら復活したようです.論理的に電源が切れるようになりました.でも,去年の今ごろのようなハード・ディスクの初期化からではなくてよかった.最悪の手前で留まった感じです.
    12月7日(木曜日)
    さて,早速来年の話ですが,2001年3月に熊本で行なわれる生態学会の要旨をアップしました.この前の3月に,話そうと思って結局話さなかったコシアブラのシュート分化過程の話です.ポスターでの発表を予定しています.興味のある方は是非聴きに来て下さい.
    さて,私は来週から年末まで道北は中川町に篭もり,シラカンバをいじくってきます.と,いっても外仕事ではありません.念のため.
    2001年1月3日(水曜日)
    明けましておめでとうございます.今年もよろしく御願いいたします.

    さて,道北から帰ってきました.12月ほぼ一杯,中川町にある北海道立林業試験場・道北支場に御邪魔していました.シラカンバ稚樹の成長・樹形解析のお手伝いで,枝先の計測と樹幹解析をしていました.枝の長さや太さを測ったりする作業は得意中の得意ですが,樹幹解析のための年輪読みはまだまだでした.散孔材の厳しさを痛感しました.
    中川町滞在は,なかなかのんびりと快適に過ごしていました.ただ,雪には閉口しました.今日は雪がないな,と思ったのはわずか3日程度.あとは毎日雪がしんしんと,たまにはごうごうと降っていました.道北支場では,清野雪男(註;イエティの意味ではなく,雨男などの雪を降り積もらせた張本人という意味での用法)説がささやかれていました.私が「いえ,晴れ男です」と主張したところで,外は視界がなくなるほどの雪.説得力ゼロです.清野雪男説の真偽は定かではありませんが,とにかく12月の中川は,雪が多かったです.道北支場の皆さま,大変御世話になりました.
    そんなわけで,30日に札幌に戻ってみると,そこは年末の世界になっていました.例年,年がいもなく大騒ぎするのに,2000年は31日になって,ようやく今日が大みそかであるという認識を感じる程度.例年になく気の抜けた年末年始でした.疲れてもいないのに,絵に書いた寝正月でした.で,今日から起きて講座に来ています.そんなわけで,今年もよろしく御願いいたします.
    散孔材(さんこうざい):木材構造のひとつで,材のなかの道菅が平等に散在する構造のもの.その結果,年輪の境界が明らかではなく,年輪を見極める場合,心眼勝負になる.散孔材樹種の年輪解析を行なっているときに,目・肩・腰の疲労を訴える人が多いという.

    1月10日(水曜日)
    世間では成人の日の8日,無意根山に山スキーに行ってきました.今シーズン初の山スキーのため,いい歳にもなって,当日は興奮のあまり朝五時に目が覚める始末.今回はその興奮にふさわしく,絶好の天候と雪質!たまにはいいことがそろうこともあります.山頂付近から見えた羊蹄山が絶景でした.いやあ,本当に楽しかった.
    さて,来週から三度インドネシア調査です.今回は1/16〜1/25までの10日間です.今まで,インドネシア調査=中央カリマンタンという感じでしたが,今回はカリマンタンには渡らず,昨年の夏に訪れた西ジャワのハリムン山だけです.しかも,毎木調査なし.たまにはこういうインドネシア調査もいいでしょう.
    1月26日(金曜日)
    昨日,無事に帰国しました.今回は雨期に加え,標高の高いハリムン山(調査地は1100 m のところ)にいたこともあって,さほど暑さを感じずに過ごしていました.予定していた調査も無事こなし,まあ良かったと思っています.まあ,詳細は後日.
    2月1日(木曜日)
    零下10度の真冬から+30度の真夏へ,そしてまた冬の世界へと戻ってきましたが,今のところ体調を崩すことなく過ごしています.昨年の今頃と同様に,車庫の上に降り積もった雪を見て,途方に暮れています.
    さて,ここ数日はインドネシアのデータ整理に勤しんでいます.記憶の新しいうちに,なんとかモノにしたいところです.
    2月7日(水曜日)
    コシアブラの話題二題.
    1. 来月,熊本で行なわれる日本生態学会のポスター発表の日時が決まりました.私の発表は初日の28日になりました.P1-003 です.
    2. 昨年受理された論文が,いよいよ来月には出るようです.その雑誌の大元の編集者から,表紙に使う写真に是非応募してくれとの連絡が昨年入り,この写真を送ってみました.しかし,今日返事が来て,他の写真になったとのことです.残念ですが,まあいいです.綺麗な花の写真ならともかく,この写真では一部にしか受けないのでしょう.

    2月14日(水曜日)
    今年は久々に雪祭りを見に行ってしまいました.人手は史上二番目だったらしいのですが,雪像の規模が心なしか小さく見えたような気がします.大人になったということでしょうか.しかし,大人げなく,はしゃいでいたという話もあります.
    2月23日(金曜日)
    先週からずっと諸事バタバタしていたのが祟ったのか,風邪気味の状態が続いています.はやりのインフルエンザではなくてほっとしたのですが,熱もほとんどでず,とにかくだるい.これも困りものです.いっそ,高熱が数日続いて綺麗に風邪が抜けるのがいいんですけど….そんなことをいってもしょーがありません.しかも,月曜には久々麦粒腫(北海道では「めっぱ」ともいう)まで出来てしまい,割と悲惨です.じわじわと弱っているようで癪なので,極力肉を食べて精をつけるよう努めています.
    2月28日(水曜日)
    来月,熊本で行なわれる生態学会の行き帰りの日程などをそろそろ真剣に考える時期になってきました.例によって予定はまだ白紙.因にポスターもまだ白紙….で,流石にまずいだろうということで,時刻表を買ってきて,思案中です.飛行機,電車,フェリー,(深夜)バスから,一番安く時間があまりかからない組み合わせはどれだろうと,しばし黙考….色々と考えてはいますが,全然まとまりません.仕事そっちのけになりそうでマズイ感じです.まあ,来週までに決めれば大丈夫でしょう.
    肝心のポスターの準備も,まだいいだろうとは思いますが,大丈夫でしょうか?.
    3月8日(木曜日)
    年度末の3月,生態学会のある3月になりました.
    ここにきて再び(と,いうよりまたまた)非常にどたばたしています.シーズン終わりのプロ野球などでは,日程をこなすため,デイ・ゲームとナイト・ゲームを一日にやるようなことがあります.これをダブル・ヘッダーと言います.今,色々とあって,トリプル・ヘッダーもしかしからそれ以上?状態です.切羽詰まりすぎて肝心なことに手が付きません.
    3月12日(月曜日)
    取り敢えずの懸念事項がなんとか片づき,少しほっとしています.今月始めからのものすごいどたばた劇も一端休止です.でも,本番はこれからなんだろうなあ….
    そんなこんなですが,明日からなんと今度はマレーシアに行ってきます.インドネシアにマレーシアと,ここ暫くは東南アジアに行く機会が多いです.まあ,楽しんできます.
    3月21日(水曜日)
    無事にマレーシアから帰ってきました.視野と経験は広く持たなければ,と痛感しました.

  • 行ったところはマレーシアのサバ州,キナバル山国立公園.見ごたえのある素晴らしい森林でした.標高と土壌基質の違いによる植生の違いが顕著で,興味深いです.因に頂上(4101 m) までは行きませんでした.標高約3200 m のところまでの森林を見て回りました.そのあたりで若干頭が重い感じがしました.軽い高山病の症状なんでしょうね.滞在中は標高 1600 m 付近のところをベイスにして移動したせいもあり,暑い印象はありませんでした.夜にはフリースを着ていたくらいですから.雨が多く,キナバル山の頂上を拝むことは出来ませんでした.残念.

  • マレー語とインドネシア語は似ていると言われますが,そこそこ違いがあり,通じないことが若干ありました.と,いっても私のインドネシア語のレベルは,もともと身振り手振りを交えての片言を,かろうじて喋れる程度なので,通じる通じないとかいうレベルではありませんが….日本で,名古屋出身の友人に「ごみを投げてくれ(捨ててくれ)」と言ったときに,首を傾げられたことを思い出しました.

  • 行きの飛行機の切符は簡単に取れたのですが,帰りは非常に困難な状況でした.春休みなどのバカンス利用に加え,F1 マレーシアGPがあり,とどめを刺していたようです.決勝のあった丁度18日に,奇跡的に帰国便が取れたのは,どたキャンの類いなんでしょうか.夕方から夜まで5時間ほど待ち時間があったのですが,クアラルンプールの空港のロビーで,テレビ中継を観て時間をつぶしていました.搭乗手続きが始まった夜になると,フェラーリのグッズを身にまとった人々でごった返していました.複雑な想いで,空港での時間を過ごしていました.

  • そんな感じで楽しいマレーシアでした.さあ,来週は生態学会
    3月23日(金曜日)
    来週から日本生態学会に参加するため,熊本に行きます.やっと行きの日程は決まりましたが,帰りは未定です.そんな訳で暫く旅に出ます.それでは皆さん,また会う日まで.

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